探偵!ナイトスクープ

関西で深夜の大人気長寿番組「探偵!ナイトスクープ」。毎回、視聴者から取るに足らないことの真相解明を依頼されて、番組のレギュラー陣が体当たりで真実を探っていくバラエティー。ほとんどは馬鹿馬鹿しい課題を真剣に調べて、その無駄なパフォーマンスで笑いのツボを刺激し、知的好奇心を掻き立てて面白がっていくのだ。

私は時々「勝手にナイトスクープ」と公言しては、身の回りにある疑問を徹底的に調べていく。それは番組と同様で知ったからって、なんの得にもならないことだけど、すべてではなく破片でいいから、自分なりに納得したくて無駄なエネルギーを全開させる。いわゆる松陰先生と同じく、「かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂」なのだ。
ここ2週間、近くにあるクリエイティブ・スペース赤れんがの創設などの歴史を調べている。この施設がどうして生まれたのかについて、さまざまな方々や当時の関係者のご家族にお話しを聴いて、自分なりに楽しみながら事実を拾い集めている。ここまでの成果は順調だ。知りたかったことの約80%が判明して、埋没していた歴史に光を当てることができそうだ。近日中にまとめてご披露できるようにもう少し調べてみようと思う。やはり今は過去と繋がっているから、何かがわかれば何かとの繋がりを感じる。ご縁があった人たちと再びお話しするような不思議な感覚が実に面白い。