サンタクロース

一般的にサンタクロースとは、クリスマスイブに子供たちへプレゼントを届ける人物のこと。赤い服装を身にまとい、真っ白なヒゲをたくわえ、トナカイに乗ってあらゆる場所へ登場する。このことは諸説いろいろあるけど、その真偽をああだこうだ議論するより、空想を膨らませて楽しむことが大切だ。

そもそも事実は小説より奇なりである。言いかえれば、夢物語より現実の方が夢物語のようなことが起きる。それは要するに、どんどん偶然が重なり合って、科学的にあり得ないことが成り立つ。だからって、奇跡という言葉で簡単に片づけてしまうと、可能性を信じていない形容でもあるので、どこか湿っぽいイメージが拭えない。

それはさておき、小説『星の王子さま』の名言に「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない。肝心なことは目に見えないんだよ」がある。これは心を込めて触れていけば、目で見えるもの以外が見えてくる。すぐにわかることばかり追い求めていても仕方がない。人生はいろんなことが積み重なって創られていく。悲喜こもごもの繰り返しの中で生きているのだ。

メリークリスマス!きっとそれらはサンタさんからもらった成長へのプレゼント。そのすべてを受け入れて、来年のクリスマスは人間力を豊かにして、成長というプレゼントをゲットしよう。メリークリスマス!つまり、サンタのプレゼントの正体は人生の充実感。困難がある人生を前向きに肯定し、有難うの気持ちを持ち続けることだ。