アップロード

「世間では私のことをどう思っているかを知りません。しかし、自分では波打際で戯れている子どもにすぎないと思っている。時々、珍しい小石や貝を見つけて喜んでいるが、向こうにはまったく未知の真理の大海が横たわっているのだ」というニュートンの名言がある。

この言葉は、私の知的レベルは大海を極め尽くすことまではできないにしても、この世の基準は知識が多ければ多いほど良いことはハッキリとしている。だけど、私は子どものように小さなことを発見しては、楽しんで満足しているという意味だと解釈している。

つまり、知識をたくさん身に付けることは素晴らしいこと。けれども、知識を増やすだけではいけない。その人の知識の量が増大して一定の限度を越すと、飽和状態に達して、あとはいくら増やそうとしても、右から左に受け流すだけになってしまう。

だから、修得した知識を整理することが大切になってくる。いっぱいになった頭の中から不要なものを捨てて、スペースを広げていないと新しくワクワクすることが入らなくなる。いつも自分の知識量をチェックして、その都度、一時的に興味を抱いたものを捨てて、新しいことをアップロードしていくこと。多くのことを知っているだけではなく、実践できるように取捨選択していこう。