戒め

岡本太郎の著書へ「人間は自分をきつい条件の中に追い込んだたきに、初めて意志の強弱が出てくる。この点を、実に多くの人がカン違いしている。たとえば、画家にしても才能があるから絵を描いているんだろうとか、情熱があるから行動できるんだとか人は言うが、そうじゃない。逆だ。何かをやろうと決意するから意思もエネルギーもふき出してくる。何も行動しないでいては意志なんてものありゃしない」という言葉がある。

つまり、いつも厳しく自分を戒めていられるかだ。どんなに良い才能があったとしても、それにふさわしい器量がなければ、天狗になったり調子に乗りしやすい。こんなことにないように、自分をしっかりと見つめて、常に向上させる可能性を探っていく。美術へ一生を捧げてく覚悟さえあれば、素晴らしい世界を求めて創意工夫し続けていける。美術家になるという困難に立ち向かってこそ、潜在的能力を発揮することができるはずだ。