型破り

かつて落語家 立川談志師匠が「型ができてない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか? 難しすぎるか。結論を云えば型をつくるには、稽古しかないんだ」というの名言を残す。
その世界で必要な基本的なことが身に付くかどうかは、誰を手本にしたかによって決まってくる。それは言葉や文字で具体的に教わらなくても、手本になる人の後姿に表れているから、近くにいればいつの間にか感化されていく。あまり影響を受けていないつもりでも、人生の指針と言うべきものを学べるはずだ。
だから、これぞと尊敬できる人と出会えたら積極的に関わってみよう。自分にはない知力や学力のある方交わり合って、新しい才能を生み出すために化学反応させていこう。いつも学びの精神を持っていれば、基本的なことをしっかりと積み重ねていける。故に、学びをやめない人の背中を追いかけて、個性を磨き続けることが大切なるだろう。