負けん気

昨日の午後、晴れ舞台が終わったばかりのイラストレーター コサカダイキ君がやって来た。どんな風な作品展になったのかを知りたかったので、早々に来てくれて感想を聞ける機会に喜ぶ。それにしても若いから疲れた様子がない。かと言って思い上がって浮かれた状態でもない。普段通りの冷静沈着なコサカ君のまま。

そして、いつも通り聞き応え十分の持論を語る。独自の視点から見つめて分析し、自分なりの言語で表現していく。子供の頃から友人たちに「考え過ぎ」と言われたくらい、興味のあることなら納得するまで深く掘り下げる。だからこそ独学で絵を描けるようになれた。自問自答を繰り返して、向上させるセンスがある。

それ故、コサカ君にとって学び多き作品展になった。想像以上に多種多様な言葉に触れて揺さぶられる。これも評価された者の宿命。いきなり厳しい目で見られて、隙あらばズケズケと言われる。要するにお金を払って得られない体験。自惚れそうなステージで目を覚まさせられる。だから、次にやることしか考えていない。このまま敬愛するりおた君とともに新しい文化を創ることを期待する。なんだかんだ言ってもアートはガッツだぜ!