アイデンティティ

先週末、4年ぶりに親交のある方が主催する忘年会へ参加する。実は外で飲むことも久しぶりで、なんとなく落ち着かない感じ。しかし、ひとたびお酒を酌み交わせば朗らかになる。知らぬ同士が小皿叩いてチャンチキおけさ。ほろ酔い加減で和気あいあいと語り合えば、宴はどんどん盛り上がって美味しいお酒になるばかりだった。

ちなみに私の周囲には社会人2年目の若者が2人ほど陣取った。どちらも自己表現できる個性の持ち主。いろんなことを自分の言葉で語ってくれた。とにかくトークが洗練化されている。いわゆるIT化・デジタル化が進んだ時代に生まれ育ったZ世代。ネットでの情報収集が上手く、SNSでいろんな価値観に触れるため、意見をすり合わせる力がある。

もちろん、この二人は出来がいい方だと思うけど、そもそも生き方が多様化した世代だけに、みんなバラエティーに富んで様々なタイプの若者がいる。つまり、若者のアイデンティティの形成が変わり、組織や共同体に帰属しなくて、オープンに生きて良くなった。みんなちがってみんないい。だけど、自由ってよくわからないから、タッグを組んで、一緒に知恵を出し合うことが大切になるだろう。