磨く

いわゆるアート作品とは、観る人の心に鮮烈なものを感じさせること。印象に残るものが好まれる。ただし、なんでもかんでも奇をてらって創ればいい訳ではない。いくら誰もやらなかったことでも、本質から的外れになるのなら意味がない。まずは基本的なことを学び、ある程度のことを理解していかないと、独りよがりになってしまうだろう。

つまり、じっくり構えて創作活動を展開しなければ、創造力というものが定着することはない。なかなか手に入らないからこそ、あれこれ思い悩むより、積極的に行動することが大切だ。さまざまな美術作品をはじめ、いろいろなものに触れながら細かなことまで楽しむべし。知れば知るほど好奇心が掻き立てられ、美術への興味が深まっていく。

だから、強い意志を持って取り組んでいけばいい。とにかく一歩踏み出して、ものごとを観る目を磨いていけば、好意的な発想が生まれてくる。ものの観方が面白くなってくれば、ポジティブなエネルギーが湧き出してくる。こうした鋭い感覚の裏打ちによって、作品からインパクトは感じられてくる。成し遂げたい、やる気に勝るものはなし。