声援

いわゆる声援とは、その意味は声をかけて励まし元気づけること、熱量の高い声を出して応援することで、主にスポーツのゲーム中に飛び交って、選手たちの奮起を促すために必要不可欠である。

昨年の夏ころ、ようやくコロナ感染症が一段落したため、声出し応援することが可能になる。高校スポーツも本来の姿を取り戻して、母校サッカー部も御多分にもれず、ピッチの上に響き渡る大きな声がこだまする。また、彼らは同じ学舎で青春を過ごす同志として、女子サッカー部や高校駅伝の大会にも駆けつけて、勝利を目指して一丸となって戦っていた。まぎれもなくみんなが魂を燃やして、たっぷりと思いを込めて声を送った。

ここ数年、苦しい時を共にしたもの同士の結束はとても堅い。具体的に言葉にしなくても通じ合える友情が自然に芽生えている。同じようなことは全国大会でもあった。大地震で応援団が来れなくなったチームを自発的に応援するために立ち上がったサッカー部やJサポーターが「サッカーファミリー」を合言葉に強い絆でまとまって声援を送った。嗚呼なんて素晴らしい。サッカーロマンを見せてくれて、映像を見ながら身震いを覚えた。