矛盾

岡本太郎の著書に「純粋であればあるほど人生というものは悲劇だ。人間はすべて矛盾の中に生きている。だから矛盾に絶望してしまったら負け、落ち込むのだ。それよりも、矛盾の中で面白く生きようと、発想を転換することはできないだろうか」という名言がある。

とかくこの世は矛盾することだらけ。あちらを立てればこちらが立たなくなる。なぜなら、人によって価値観が異なってくるから、いろんなことがそれぞれ違って当たり前。それ故、世間一般の人たちが押しつけてくる価値観の基準に流されてはいけない。ちょっとだけ立ち止まって見て、一度じっくり考えてみてから動いても遅くはない。

つまり、自分にとって本当は何が素敵だと思うのか、何をしている時にワクワクしているのか、どんなことに充実感を感じているのかなど、自分の価値観をハッキリさせることが大切になる。誰一人として同じ価値観を持った人はいないのだから、その人らしく生きてさえいれば、自ずと行動の隅々まで個性的な痕跡を残すことができるだろう。