自分自身を磨く

松陰先生が残した「勉強しない人の気持ちは3つある。ひとつには『歳をとりました』、ふたつ目は『馬鹿ですから』と。そうでなければ、『私は才能が高く、もう学問は極めました』と」という名言がある。

人は自らが描く未来の理想像の大きさに合わせて成長していく。こういうふうになりたいと願い、それを目標に行動することで進歩していける。だから、自分の夢や希望を人生の中心に置かねばならない。ネガティブな思考で言い訳ばかりしても伸び悩むだけ。いたずらに短所や弱点を口にすることなく、最善の努力を尽くすことが大切である。

そして、決して自惚れてはいけない。自分は才能があると思い込んだり、すでに評価を得たと満足すると、その段階で成長が止まってしまう。例えその瞬間に最大限のことを修得しても、常に時代は変化するから知識は古びて不十分になる。それ故、いつまでも学び続けて新しいことを吸収し、自分自身を磨くことを忘れてはならないのだ。