褒めること


「創造性は繊細な花のようなもので、褒めることで花開く。反対に落胆させると、つぼみのうちにしぼんでしまうことがある」という名言がある。

私はいつも若者との接し方に気を付けている。よく褒めて育てるなんていうけれど、会って話をして関係性が構築できれば、自然に友情の絆で結ばれてくるため、自分の感想を肯定的な言葉で伝えることができる。要するに必死に素晴らしい創作のために戦っている若者なら共感を覚えてしまい、ただただ勇気づけたくなって背中を押し続けたくなる。あれこれ細かいことを言うより一つの長所を伸していく方がいい。

とにかく、世代を超えて楽しいコミュニケーションで繋がれるように、相手の発する波動をできるだけクリアな状態でキャッチしていく。どうしても価値観にはズレはあるけど、その違いをマイナスとして捉えてはいけない。新しい個性だと考えて認めていくこと。より良い作品になるようにお世辞ではなく本気で褒めて、若いエネルギーを全開させていくことが大切になるのだ。