伸び盛り

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1998年11月15日、高校選手権県大会決勝戦。伸び盛りの2年生主体のチーム。
後にJリーグ入りした3選手を含めて、潜在能力の高い選手が多くて、「発展途上」
という言葉が似合った。反面、春先から若さが前面に出過ぎて、コンタクトが噛み
合わずに荒っぽいゲームもあった。特に高校総体県大会決勝戦はFWの選手が
異議2回で退場。その後、勝ちを焦ったのか後半ロスタイムに追いつかれてしまう。
それでも延長前半にフリーキックから低いセンタリングのボールを合わせて決勝点。
薄氷の勝利だった。ちなみに退場したのは今季レノファに移籍してきたOB。
また、急造フォワードとして決勝ゴールを挙げたのが元五輪日本代表選手だった。
 
脱線はこの辺にして話を決勝戦に戻しますとゲームは前半8分に猛烈なシュートで
先制するものの、リズムの崩れた終了間際にカウンターから同点を許す。
それでも後半5分にシュートが決まって再びリード。さらに15分に1年生が勝利を
確定させるシュートで突き放せば、37分に駄目押しの4点目が決まって快勝した。
 
なお、後半終了間際に母校のゴール前からのカウンター攻撃で、相手GKを
かわしてゴールに流し込んだボールを全力疾走で戻ってきて、ゴール直前で
クリアした岩国のディフェンダーの運動量は素晴らしかった。思わず名前を覚えた。
そして、4年後、彼の名前をJリーグで発見。日本代表にもなりました。
 
1998年11月15日 決勝戦 多々良学園4-1岩国
11月14日 準決勝 多々良学園2-1西京
11月9日  ベスト8  多々良学園2-0山口
11月8日 3回戦 多々良学園2-0徳山高専
11月7日 2回戦 多々良学園6-0宇部西