力まない

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美術とは鑑賞するものではない。共に生き共に語らう人生の友である。
 
                               小林秀雄
 
昨日、台風の影響であまり忙しくなかったので思い切って近くの美術館へ行った。
 
それは企画展を鑑賞して、お客様との対話に活用することとやはり勉強だ。
 
ちなみに主に収蔵品ばかりだったので新鮮な作品はほとんどなかったが、
 
年齢が高くなったためなのか、雪舟が面白くて畳の上でのんびり眺めた。
※この4月より県立美術館の雪舟のコーナーは畳がひかれていて、その上に座って鑑賞できます。
 
また、スカイツリーの監修をされた澄川喜一先生の若い頃の木彫刻作品も
 
これまでと違ってピンとくるのは、目が肥えたよりも力まずに観れるからだろう。
 
不必要に力が入らなくなった・・・いや、やっぱり力が衰えたから入らなくなった。
 
でもそれは美術鑑賞としては進化?したように思います。