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私にとって今年を象徴する漢字一字は「真」である。実は他にも候補になる字がいくつもあったが、その中で「真」の意味を調べてみると無邪気な様子を表した「天真爛漫」、嘘偽りのない様子を表した「正真正銘」、けがれのない様子を表した「純真無垢」など、ピッタリとくるイメージだった。なぜなら今の時代、美術は「見よう見まね」でやる人が増えてきた。もちろん誰でもスタートはそうであるため、初心者の期間なら何の問題はない。ただ、それがずっと続くようであれば、本気で美術が好きでないのか、はたまた向いてないのかもしれない。「見よう見まね」のその先にある、もっと美術が面白くなる世界へ進めないのだ。その人たちに共通して言えるのは意味不明な満足感。ハングリーさが足らないのだ。これに目覚めたら良いのに、すぐに何かつまみ食いをして小腹を満たしている。だから天真爛漫のまま、嘘をつかずに、美術の本質を追究していって欲しいと願い、美術家を目指す人へのエールの意味を込めて「真」にしました。来年は私ももっと真っ直ぐに美術へ邁進しようと思っています。どうか一緒に頑張っていきましょう!