雑食

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私の若い頃、美術家を目指す人は美術分野を問わず、何でも鑑賞した方が良いと言われていた。その理由は至ってわかりやすい。食べものの好き嫌いと同じ理由で、栄養のバランスを偏らせないことだ。自分らしい個性を育てていくには、何が栄養になるのかがわからない。単一の価値観にならないように、できる限り多くの美術と触れ合って、表現の幅が広がるように努めていく。たっぷりと自分自身に栄養を染みこませて、どんな時でも何かが生まれるようにするのだ
そう、いくつになっても豊かな想像力でいるためには、柔軟な感性でいられるように鍛えておくこと。いつでも発想が変化できるように、様々な出会いを受け入れて、常に自分自身の能力を知っておくことだ。創作はその時々の出合いによって変化し続けるもの。川の流れに身を任せるような生きていく。つまり今自分にできることを知って、専門外の世界にも興味を持って、大きな視野に立って見つめてみよう。いろいろなことに心を開いて、自分の可能性と向き合いながら、創作への夢を膨らませていきましょう!
■クラフト 木の実植う 2019年2月1日(金)~10日(日) 11:00-19:00 定休日 2月6日(水) 今本由実(フェルト)、いいだみつこ(ガラス)、河野令二(木工)、伴裕子(陶芸)