できる人・できない人

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一昨日、親しい方から仕事の『できる人・できない人』について、短い言葉で特徴が30項目に渡って書かれた表をいただく。早速にそれを見てみると、なるほどと感心するものから、ややこじつけっぽいものまで、さまざまな視点で多岐にわたっていた。

その中で、美術家にも使えそうなものとして、以下の2つを独断と偏見で選んでみた。まず最初はできる人は「責任感がある」と、できない人は「仕事のタイムリミットを決めず、ダラダラと作業をしている」。美術家にとっての責任感とは、自分がやなきゃ誰がやるんだという使命感を持って、今できることへ最善の努力する姿勢であることだ。その逆に、いつかできる日が来ると信じているだけで、その瞬間に一所懸命に取り組まないと結果はよくならないだろう。

次にできる人は「楽天的で完璧主義ではない」と、できない人は「自分の考え方に自信がない」だ。美術界には偉大な先人たちが五万といる。そんないばらな道を行くのだから、評価されなくても腐らないこと。好きでやっていると開き直って、未完であっても堂々と創作活動を頑張るしかない。他の美術家と比較してしまうと泥沼に陥る。相対的な評価に目が向けば、いつまでも自分の軸を創ることができない。美術はいろんな繋がりから成長するもの。既存の価値観の中に性急に答えを求めず、めぐり合い信じてマイペースでいること。新しいチャンスや可能性は必ずくるから備えることが大切なのだ。