「なんでもやってみなはれ、やらなわからしまへんで」という格言がある。これは砂糖も塩もなめたことがなければ、その甘さや辛さについていくら説明したところで、実際に理解することができないという意味。まずは何ごとも自ら興味を持って取り組んでいく。とにかく、上手くいくかいかないかわからないけどやってみる。一歩進むことができたら二歩目を踏み出し、二歩進むことができたら三歩目を動かしていく。やってみたいと決めたことは前向きに行動するうちにその本質がわかってくる。理論よりも一本筋が通ったやり方を実践していって、さまざまな経験を積み重ねることが大切になるのだ。
美術の世界もまったく同じこと。どういう風に創作活動をするにしても、とりあえずやってみなければわからない。いくらやる前にあれこれシミュレーションしたところで答えは明らかにならない。失敗を恐れないでチャレンジしていかなければ、具体的なイメージを掴むことはできないだろう。それ故に、言い訳なんか考えたりしないでアクションあるのみ。特に社会に出れば、やるべきことがたくさんあるため、すぐに始めた方が良いとわかっていても、なかなか腰が上がらなかったりする。そんな時は基本を思い出そう。創作人生に無駄なことは何もない。成功という結果より失敗という過程から学ぶもの。だから、創作する前から不安な気持ちになるより、新しい世界との出会いに胸をワクワクさせてよう。さあ、やるぞと思い立ったが吉日！自分らしい個性を羅針盤にして、創造力を膨らませながら頑張っていこう！
