八百万の神

古くから日本に伝わっている「八百万の神神道の思想で森羅万象に宿る小さな神様のこと。人々はそんな神々と力を合わせて、平穏な日常を守っていくべしとしている。完全無欠なビックボス的な神様はいない。だけど、小さな神様でもたくさん集まってチームになれば、どんなことでも乗り越えられるとしている。

つまり、自分自身がやるべきことに真摯に向き合うこと。おのおのができることを精一杯やっていけばいい。例え力がない弱いもの同士であっても、それぞれの個性や長所を活かしていく。そうすれば、どんどん活気の渦が広がって、明るいエネルギーがみなぎってくる。ひとりひとりの小さな力をあわせて、大きな力にしていくことが大切になるのだ。

ところで今日は文化の日。私のように山口ローカルでギャラリーでは、決して大きなことはできないけれど、この街に住むいろいろな美術の神様と、仲良くコラボして面白くしたい。そのためにはやるべきことを見つけ出し、ひたすら取り組んでいくだけ。前向きに創作活動している人たちに必要とされるように努力するのみ。美術を愛する人々とひとりでも多く繋がるために、感性のアンテナをしっかりと磨いて備え続けていきたい。