昇る

よく人生を例えるのに『らせん階段』が使われる。なぜなら、人生は同じような所をぐるぐる回っているように思えるから。しかし、実は少しずつ上へ向かって進んでいる。他の人から見れば、足踏みをしているように見えるかもしれない。だけど、その正体はマイペースだったりする。自分なりに納得するまで取り組むため、徐々に上達してできるようになっていく。前向きにこつこう続けていけば、いずれ昇り切ることができるのだ。

だから、はじめの一歩を踏み出そう。最初の一歩を踏み出していこう。階段全体を見る必要はない。ただ、最初の一段を上りなさい。高い場所へ行く階段を昇りたかったら、すべての階段が見えてなくても、何も恐れることはない。大事なのは目の前にある一段を昇っていくこと。実際に上手くいくかどうかがわからなくても、その階段を昇ることに最善を尽くせば、生きている値打ちを実感できるだろう。何が何でも昇りたい意欲がエネルギーになっていく。いつも熱意と志を持ち続ければ、どんなに弱くてもできることがあるはずだ。