恥の多い人生です

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恥は一つしかない。すなわち、なんの恥も感じないということだ。
 
                                パスカル
 
10数年前、ある知的障害者施設にボランティアへ行った・・・というか、
講師の美術家の補佐役として同行したため、最初から特にやることはない。
しかも予想以上に授業がうまくいっているので、まったく出番がなくなった。
 
それはそれで、とても良い展開なので、ひと安心と本を読んでいると、しばらく
して施設の子供たちが数人ほど、私の元に来ていろいろと話しかけてきた。
 
一瞬、「どうすれば彼らを楽しませることができるのか」
 
・・・なんて、考えてたものの、彼らのフラットな感覚に気持ちが和み、
普段と同じような感覚で接して、和気あいあいと楽しい時間になりました。
 
そうやって、あっという間に予定時間が過ぎていき、車を運転して美術家
とともに帰路へ。施設を出て、しばらくすると美術家が急に笑い出してきて、
 
美「あのですね、何もやることがないから本を読まれていたでしょう?」
中「まあ、うまくいっているからやることないなあ~~と思って。それがどうした?」
美「その姿を見て、子供たちは仲間外れになっていて可愛そうと思ったようですよ」
中「ええええ~~~~ ΣΣ(゚Д゚;)」
 
と、施設の子供たちの温かい想いを知って涙が出るくらい感激 …(σ¶_¶。*)
人間、自分の方が・・・なんて考えていたら恥ずかしいことなりますね。