この1日の命を、仏の教えに任せて生きる
この１日の身体を、仏に従って生きる
これこそが尊いことである
道元禅師
【解説】私たちは「昨日」（過去）があったと思い、「明日」（未来）があると思う。
しかし、「昨日」は記憶の中にあり、「明日」は今の自分の思いの中にあるに
すぎない。実際にあるのは「今日」の「いま」だけである。
道元禅師は、「行持ある1日」を尊ぶ。「行持ある1日」とは、仏の教えに従って生きる
1日をいう。また、「1日はおもかるべきなり」（1日こそ重要である）と言い、「この1日は、
をしむべ重宝なり」（この1日は大切にしなければならない重要な宝物である）と言う
高校時代、習った禅宗の教え。当時、心に響いて「すげえ～～」と感動したけれど、
言葉ばかりが先行していて、行動が伴っていなかった。まったく、にわかな奴。
なぜなら日常をないがしろにしていた。なんとも心得違いもいいとこだった。
あの時代、尊敬できる先生がいらしたから、もっと真面目に学べば良かった。
