2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シンプル

やさしい曲を、上手に、美しく弾くように努力しなさい。 難しい曲をいい加減に弾くよりはずっとましです。 ローベルト・シューマン この言葉は高校サッカーの理念のように思えた。 現代は海外のサッカーも観られる時代になったため、より高度な戦術などを 考…

談議

昨日の夕方、山口大学の藤川先生が来店。臼杵さんと美術談議を交わしていった。いつものように先生の広い世界観から話される言葉を、臼杵さんは素直に受け止めてから自分なりの意見で答える。話に花が咲いて大いに盛り上がった。それにしても二人の会話はそ…

履歴書

「男の顔は履歴書」という古い格言がある。これは男に限らず、その人の生き様が顔に出てくることを意味する。いわゆる年を重ねてくれば酸いも甘いも噛み分けて、だんだんとふさわしい顔になっていく。人は自分の生き方や考え方が顔に反映されるものだ。だか…

染まる

道元禅師の教えに「善者に親近すれば、霧露の中に行くが如く。衣を湿さずといえども時時に潤い有り」という言葉がある。これは霧や露の中を歩いていると、いつの間にか衣がしっとりとしてくるように、善人に接していると知らないうちに善い影響を受けるとい…

また来て四角

先日、臼杵さんと佐藤さんの2人展が開催中のギャラリーに、3年前のGWに若い女子たちによる美術展をプロデュースした美術家・福田美緒さんが来場。彼女はこのグループ展を企画した後に上京したため、本当にひさしぶりに会いました。あの時と同じで創作への思…

想像力

未来についての夢、行きたい場所、やりたい仕事は、 それを心の中に描いてみると、ますます現実的なものになる。 想像力は私たちに勇気も与えてくれるのだ。 ヘーゼルデン財団 この夏、高校総体のサッカーが開催される会場は広島である。 だから、その時期に…

自分

創作する人は誰かにある程度評価されなければ、自分の表現の良さをなかなか信じられないものだ。「オレには才能があるのだ!」と、胸を張って自分を肯定するのは強がりだ。本当にそうでないことくらい、当の本人が一番よくわかっているはず。自分らしさと思…

初対面

対面の人と上手く話す秘訣なんて無いんです 心構えとしては、初対面と思わ ない事じゃないですかねえ この人はよく知っているんだ、仲良しだと思う事です タモリ 昨日、初対面の人だったが、よく話したら母校の後輩だった。 私はこういう時に、やんちゃな面…

青い少女

本日の夕方、4月24日(土)より臼杵万理実さんの個展「青い少女」が行われるウミネコ酒店(防府市)の山中くんが来店。お互い高校時代にM先生にお世話になったことがわかってご縁がありました。どうかこれからよろしくお願いします。 ■臼杵万理実 個展 青い…

U&S

本日の山口新聞に、ただいま開催中の「臼杵万理実・佐藤文恵2人展 」の記事が掲載されました。どうぞご覧ください。 ■臼杵万理実・佐藤文恵2人展 2016年4月8日(金)ー17日(日) 11:00-19:00 定休 4月13日(水)

花いかだ

ほんの数日前まで、ギャラリーのすぐそばにある一の坂川では、川上で咲いて満開だった桜が散って、水の上に花弁が浮かびながら流れる「花いかだ」と呼ばれる自然現象が楽しめた。のんびりと歩いて見て回った桜を、今度は橋の上からじっと待ち伏せして見る。…

つくりだす

何か新しいことに挑戦していこう!「これは田舎だから無理なものだ」とか、「よくわからない文化は駄目だ」などと、既にある美術の世界に縛られていては何も変わらない。創造はその時々の状況にあわせて、自分たちで既成の美術を変えて面白くする。ありとあ…

TAKU

本日より秋吉台国際芸術村では、ただいま若手芸術家育成プロジェクト芸術村アトリエに参加している山口市在住の美術家・保手濱拓君の滞在創作展「TAKU HOTEHAMA Exhibition」が開催されます。入場無料。会期は4月15日(金)まで。どうぞお楽しみください。 …

桜花無尽蔵

桜花無尽蔵(おうかむじんぞう) ※一輪の桜花は短い命であるが、そこに永遠の生命を見出す禅人の境涯 桜の花の季節は過ぎたけれど、春はまだまだ多くの花が咲いていく。 新年度も始まり、新チームになって、サッカー部にも新しい花が咲てくる。 今月、なんと…

探る

この半年、若者が月に2回くらい作品を観て欲しいと訪ねて来ることがある。みんなアポなしの上に初対面。いきなりなので何から話して良いのか、手探りで感触を確かめながら進めるしかない。そこでその人の創作への思いや夢などを質問しながら実力を掘り起こし…

交遊

本日、ギャラリーには2人展を開催している臼杵さんと佐藤さんの大学の先輩、松田淳君が来店。作品を楽しんで鑑賞しました。なお、4月29日より華泉酒造併設酒蔵ギャラリー輿兵衛(島根県・津和野町)で「松田淳彫刻展 フシギナカラダ Vol.2」が行われます。ど…

特権

青春の特権といえば、一言をもってすれば無知の特権であろう 三島由紀夫 若い時によくわからないことはマイナスよりもプラスに働くことが多い。 自分の能力がよくわからないから苦しい練習にも耐えることができるし、 本気で理想の未来を美しく描いて思いっ…

元気!

ただいま臼杵万理実さんと佐藤文恵の2人展を開催中!会期は4月17日(土)まで。どうぞ二人の創作をお楽しみください! ■臼杵万理実・佐藤文恵2人展 2016年4月8日(金)ー17日(日) 11:00-19:00 定休 4月13日(水) 【臼杵万理実に寄せて 美術博士 山口功】さ…

緑立つ

本日、ギャラリーに美術家・平井槙さんがやって来て、開催中の2人展を鑑賞した後、4月16日(土)より宇部市・ギャルリー小川さんで行われる3人展のお知らせをいただきました。どうかご盛会になりますことを祈っております。※ 画像は佐藤さんと平井さんです。…

イノベーション

この頃、「イノベーション( innovation )」と言葉をよく耳にする。その意味は「革新」や「既存の価値を破壊して新しい価値を創造していくこと」。なんだか美術家の仕事と似ている。美術家はこれまでの理論や技術を地道に学び、そして、理論よりひらめく感…

イメージ

普段から自分がガッツ ポーズしている場面や 喜んでいる姿とかをイメージしています 北島康介 高校時代、部活は陸上をしていた。その成績はまあまあで、県レベルなら 表彰台の上に立ってこともある。しかし、中国地区大会に出場した時に 力の差を痛感させら…

対抗心

昨日、搬入の最中に臼杵万理実さんが「うちの姪っ子は本当に絵が上手くて、やばいなんてもんじゃないんですよ」と、笑いながら危機感を話してくれた。ちなみに姪っ子は幼い子供。もちろんひいき目ではあるものの、エネルギッシュで自由奔放な表現を観て、対…

不思議

明日8日(金)から17日(日)まで、臼杵万理実さんと佐藤文恵の2人展を開催いたします。どうぞ個性豊かな二人の世界をお楽しみください! 【臼杵万理実に寄せて 美術博士 山口功】さらりさらりと、軽やかに描かれた少女達は、ゆったりと空想の世界に遊んでい…

若さ!

美術の世界で活躍するのは狭き門だ。オープンで誰でも参加して挑戦できる反面、真面目に頑張ったのに結果がでないこともある。だから「次こそはうまくいくよ!」とか、「やめなければ夢は叶うよ!」なんて応援したいけれど、それが本当に正しいのかどうかは…

切り拓く

美術家は資格のいらない職業。何かのルールに従わなくていい自由な世界。ただし先人たちの作品が世間一般の基準になっている。過去に素晴らしい作品は幾らであるのだ。その上になることを目指していくのは至難の業。一生かかっても無理なことかもしれない。…

キイロトリドリ

5月5日(木・祝)より、山口市在住のイラストレーター・はやしいくみさんによる作品展「はやしいくみ個展 キイロトリドリ」を開催いたします。はやしさんは子供の頃から絵を描くことが大好きで、社会に出てからは自分の感性を表現する手段として絵に取り組ん…

熱い

自分に合ってるかどうかが才能ってことだ 矢沢永吉 県ユースリーグの日程が発表された。熱い視線で県協会のサイトを閲覧する。 全試合、応援へ行きたい気持ちはあるが、実際は仕事があるために難しい。 それでも彼らのファイトは、私の大事なエネルギー源だ…

ひょうたんから駒

2013年5月の連休に、若い美術家が企画して行った女子ばかりのグループ展「KMY48」。人気アイドルグループの名前をもじったタイトル。また、出展者のハガキ売り上げ枚数を競う「総選挙」も実施。さて、どうなることやらとの心配をよそに、県内外から総勢27名…

過去現在未来

時間は怒濤のように流れもするし、飛躍もすれば逆回りもする 過去現在未来というふうに流れはしない 道元禅師 高校サッカーを応援し始めてから36年目。 絵に描いた餅のように、未来ばかり発展していかない。 ただ、それが高校サッカーの面白さで、 若者らし…

他車評価

美術の実力を知るためには、有名美術大学の受験や公募展への挑戦など、既存にあるわかりやすい物差しが重宝される。ただし、これは他者評価を重んじる手段。キャリアの浅い時期なら有効だと思うが、人の価値観に長く依存してしまうと、誰かが決めた評価に振…